あらしのよるに
昨日のように、台風で雨風が吹き荒れる日。
嵐が過ぎ去るまで家の中でじっと待っている
そんな時、この絵本が思い浮かびました。
木村 裕一 作・あべ 弘士 絵 講談社
ある夜、突然の横殴りの雨と吹き荒れる風に
やっとの思いで古い小屋へ潜り込んだ白いヤギ。
暗闇の中で嵐が過ぎ去るまで
じっと待っていると…。
かつかつ、はあはあと息を吐きながら
誰かが雨宿りにやって来ました。
暗闇の中では声だけが聞こえて
お互いの姿は見えない。
そう、相手はなんとオオカミなのです。
けれど嵐の夜では同じ状況。
不安な夜、お互いの存在に安心感を抱き
会話が始まるのです。
ユーモアラスな会話の途中で、
相手が誰なのかが判ってしまったら、
このせまい小屋の中はいったい
どうなるのだろうと読んでいる内に
ハラハラドキドキ感が‼️
ようやく嵐もおさまり暗い夜の闇の中へ出る
ヤギとオオカミ。
相手が誰なのかまだわかりません。
そして明日のお昼に小屋の前で会う約束をして
別れるところで物語は終わるのですが…。
翌日にどんな結末を迎えるのか興味深々です。
真の友情とは…
相手を信じ、相手を思いやる事 。
親子で読み聞かせにお薦めの絵本です。📚