無花果の遠い想い出
今日散策路で見つけた花です。
夏前の草刈りの時期とぶつかり、
呆気なく切られてしまうことが多いらしい。
けれど一本だけ健気に逞しく咲いていました。
姫女苑(ヒメジョオン)
よく見ると、花びらがとても繊細で
美しい姿を見せてくれています。
この花のように目立たず懸命に咲く花にも心惹かれます。
朝いつも通る道には、鉢植えの木に緑色した実がぶら下がっているお宅があり
その実が大きくなる様子を見るのが楽しい日課になっていました。
この木は何の木なんだろう?何処かで見たような実 〜
なんて思いながら…。
無花果
その内次第に赤みを帯びてきて、丸い下ぶくれ型の果実へと
成長しているのを見た時、ハッっと遠い昔を思い起こしました。
この木は無花果だ❗️
懐かしい記憶が蘇ります。
私の幼い頃の記憶です。うん10年前の〜⁉️
祖父母の家に無花果の木があり、熟した実をよく捥いでもらったものです。
贅沢にも私の子どもの口にはあまり美味しいとは思えなくて…
勿論現在は昔と比べて栽培方法の技術が進歩して更に美味しくなっているのでしょう。
今は高級な果物になっているようで、最近口にしていないな〜。
祖父母の家から見る山や海の風景、
夕焼けの色、
巣に帰る鳥の群れ、
庭に咲く花々、
まだ元気だった祖父母に甘えた日々など…
無花果を見ては幼い頃の思い出が蘇えり、
子どもの心を取り戻すかのように和んでくるのでした。。。